自宅で挽いて味わったコーヒー豆の生産地が 30か国を超えて分かったこと、感じたこと

いま飲んでいる「ホンジュラス」で、自宅で挽いて味わったコーヒーの生産国が「30か国」になりました。

地球を横にぐるっと一周できた感じ

30か国 32銘柄を「時系列」で並べると以下の通り。最初がルワンダというのが、ちょっと渋いかも?と思ったりします。

結構、バランスよく世界を横にグルッと一周できた感じです。

ハワイがうまく橋渡ししている地図になっています。

さすがに 40か国超えは難しいかも

とりあえず日本で簡単に入手できる生産国の数を考えると「30か国」でひと区切りついた感はあります。

「日本のコーヒー生豆輸入量」という資料で調べると

上位24ヶ国(2015年 1-10月速報)で飲んでいないのは「ラオス(10位)」「ジャマイカ(19位)」「中国(21位)」だけとなります。

  1. ブラジル
  2. ベトナム
  3. コロンビア
  4. インドネシア
  5. グアテマラ
  6. エチオピア
  7. タンザニア
  8. ホンジュラス
  9. エルサルバドル
  10. ラオス
  11. パプアニューギニア
  12. ウガンダ
  13. ニカラグア
  14. コスタリカ
  15. ペルー
  16. メキシコ
  17. ケニア
  18. インド
  19. ジャマイカ
  20. ルワンダ
  21. 中華人民共和国
  22. キューバ
  23. ドミニカ共和国
  24. アメリカ合衆国

すでに買える当てのある「ブルンジ」「ハイチ」など数か国を加えても 40か国は難しそうです。そういう意味でも 30か国はかなり頑張ったといえるでしょう。

cafe_coffee_bag

逆に上位でない国も 9か国あり、世界の生産量を調べると

たとえば「エクアドル」は 42位、「ザンビア」45位、「ネパール」60位、「ドミニカ」61位 となっており、ずいぶん希少な豆も飲んだことになります。

30か国のコーヒーを飲んだ率直な感想

さて、30か国、32銘柄のコーヒー豆を飲んだ感想ですが、まずは

日本で入手できるコーヒー豆のクオリティは高い

ということです。有名でない国のコーヒー豆でも、それぞれ個性があって「これは飲めない!」というものはひとつもありませんでした。

もちろん自家焙煎を営むショップを中心に購入してきたので「いい豆」が選ばれているのは当然ですが、それでも日本に輸入される段階で一定のクオリティは確保されていると考えていいのでしょう。

そして次に感じたのは、ちゃんとしたお店のコーヒー豆なら

どの豆でも、焙煎したて、挽きたて、淹れたてで飲めば、素人のペーパードリップでもおいしくいただける

ということです。もちろん豆による個性、好き嫌いはありますが、それぞれに楽しめました。

coffee_paper_drip

そんな中、強いて 32銘柄で味や香りに物足りなさを感じたのは「最初の蒸らしの段階で膨らみが足りなかったもの」です。

膨らまないという現象に対する思い込みもあるとは思いますが、それにしても焙煎して期間が過ぎると香りも風味も減ってしまうのは間違いありません。

私の中では『いつ焙煎したのか分からない(明記されていない)コーヒー豆は買わない』という基準ができました。

あと、いままでほとんど何も知らなかった国やコーヒーの歴史を多少なりとも調べたり、知ることができたのは良かったです。

コーヒー栽培の現実や問題点も含めて、いろいろ考えるキッカケとなりました。

違いは分かるようになったのか

いろんなコーヒー豆を飲んできた理由の一つに「違いの分かる男」になれるといいな、というのがありました。

実際に飲んで、確かに「酸味」「苦味」「コク」の『強弱』くらいは分かってきた気がします。

cafe_coffee

それでもまだ

『このコーヒーはフルーツ系のフレーバーで青りんごの風味がする』

といった境地には達していません。ずっと無理かも…。

一方で主観的なものですが

  • 東ティモール、ホンジュラスは高得点かも
  • 深煎りのザンビアは苦味とコクがよかった
  • やはりゲイシャの香りは圧倒的によかった

といった「好きなコーヒー豆」も見つけることができました。

2015-10-17 18.24.47

これからは同じ国でも別の銘柄、同じ銘柄でも違うショップや焙煎具合で試すことで、さらに「違いの分かる男」になりたいところです。

少なくとも、自分の中でいろんな『基準』ができてきたので比較はしやすくなった気がします。なにごとも「気がします」が大切です。

これからのコーヒーライフ、ますます楽しめそうです。

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