「珈琲や 東小金井工房」の多彩なコーヒー豆から、今回はエチオピア産の「イルガチェフ コチャレ」を選んでみました。
よく耳にする「イルガチェフ」は地区名
エチオピア産のコーヒー豆は「モカ」に続いて 2銘柄目になります。
「モカ」という名前はイエメン、エチオピアのコーヒー豆のブランドとして有名ですが「イルガチェフ(イルガチェフェ)」も結構、耳にします。
そこで「珈琲 完全バイブル」で確認すると
エチオピアは国土の大部分が山岳地帯で栽培地域は広範囲にわたりますが、コーヒーの名前の由来といわれるカファ地方や南部のシダモ地方、中部・東部のハラー地方などが主な産地です。
とあり、その南部のシダモ地方、南部諸民族州・ゲデオゾーンにあるコーヒーの名産地が「イルガチェフ」というわけです。
「イルガチェフ」を Googleマップで探すと「Yirga Chefe」で見つかります。
「南部諸民族州」?「シダモ地方」?
地方と州の関係が分かりにくいので調べると、どうやら「イルガチェフ地区」は現在では「南部諸民族州」に属しますが、1993年以前の区分では「シダモ州」であったようです。
1995年以前のエチオピアの州に「シダモ(Sidamo」があります。
By Simfan34 at en.wikipedia, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=5039912
また「州」は「ゾーン(Zone)」で区分され、「イルガチェフ」があるのは「南部諸民族州」の「ゲデオ(Gedio)ゾーン」ということです。
By UN Emergencies Unit for Ethiopia – USAID/Ehiopia Map Room, Copyrighted free use, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1519191
別にここまで知らなくてもいいのですが、あるページでは「シダモ地方」、あるページでは「南部諸民族州」で紹介され、どうにも気持ち悪いので調べました。
香り高い「イルガチェフ コチャレ」
いよいよ今回の「コチャレ」ですが「イルガチェフ」の中にある地区のようで、以下のページに説明がありました。
イルガチェフェ地区の中で、さらに標高1800~2200mのコチャレエリアを含む地区で集積された豆です。
なにはともあれ、飲んでみましょう。
お店のオススメに従って焙煎は「ミディアムハイ」です。とても香り高く、中煎りにした理由が分かります。
もちろん、よく膨らみます。
華やかな香りにコクと甘みのある味わいです。ほどよい酸味があり、苦味はほとんどありません。
なるほどイルガチェフ、といった感じです(なんじゃそりゃ)。
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