吉祥寺ハモニカ横丁にある「andoh coffee(アンドーコーヒー)」でコスタリカ産のコーヒー豆を買いました。

コスタリカ産コーヒー豆は 17銘柄目
コスタリカ産コーヒー豆も 17銘柄目。現在、エチオピアに次いで銘柄数 6位です。
世界の生産量では 18位なのに、日本市場での人気を物語っています。
「andoh coffee」の公式サイトに「Costa Rica / Entre Montes」の詳細情報がありました。
【生産国】Costa Rica(コスタリカ)
【エリア】San Lorenzo , Los Santos, Tarrazu
【農園】Entre Montes(エントレ モンテス)
【生産者】Mauricio Navarro(マウリシオ・ナバロ)
【生産処理】Yellow Honey(イエローハニー)
【品種】Yellow Catuai(イエロー カトゥアイ)
【標高】1700mマウリシオ・ナバロは、エントレ・モンテスという自分のウェットミルを立ち上げました。エントレ・モンテスは「山の間に」という意味で、彼の故郷であるロス・サントス地域にあります。
マウリシオはいくつかの農園とチェリーを集めるための異なるエリアを持っていますが、この特定のロットはサン・カルロスからのものです。この地域は太平洋に近く、その影響を受けやすいです。時には少し乾燥していて、暖かく、日差しを受けることが多いです。
Costa Rica コスタリカ / Entre Montes エントレ モンテス | andoh coffee
販売終了後に詳細情報ページを削除するサイトも多いので、手元に残る情報は助かります。

Googleマップで「サン・カルロス(San Carlos)」を調べるとこのあたり。
「この地域は太平洋に近く」と書かれていますが、まさにそんなエリアです。
「コスタリカ」でおなじみのハニー製法
「andoh coffee」によると生産処理方法は「Yellow Honey(イエローハニー)」。コスタリカではおなじみの製法です。
【生産処理】Yellow Honey(イエローハニー)
マウリシオは自分の農園から優れたチェリーをミルに運び、プロセスと乾燥のフェーズを始めます。彼は果実を夜の涼しさの中で休ませ、朝早くにすべてを機械で処理します。果実はパルピングされ、ほとんどのミューシレージが機械で取り除かれます。パーチメントに残るのは約20~25%です。パーチメントはすぐにアフリカンベッドに厚く置かれ、最初の1日を過ごします。その後、3日間薄く広げて発酵を止め、水分量を下げます。最後に、プロセスの残りの期間でゆっくりと乾燥させるために再び厚く置かれます。
Costa Rica コスタリカ / Entre Montes エントレ モンテス | andoh coffee
以前、購入した本「珈琲 完全バイブル」の情報を箇条書きにしておさらいです。
- 摘み取ったコーヒーチェリーは放置しておくとすぐ果肉部分が腐るので「生豆」にする作業=「生産処理」が必要
- 「生産処理」は主に「ナチュラル(乾燥)」「ウォッシュト(水洗)」「パルプトナチュラル(半水洗)」の3種類
- 「パルプトナチュラル」はチェリーから果肉(パルプ)を除去し、ミュシレージ(粘液質)を残して乾燥させる方法
- コスタリカではミュシレ―ジをミエル(はちみつ)と呼ぶため「パルプトナチュラル」を「ハニープロセス」という
- 「ハニープロセス」でミュシレ―ジを機械で取り除く率の低い順に「ブラック」「レッド」「イエロー」となる
コスタリカ産コーヒー豆の多くがハニープロセスです。


酸味と甘みが口の中に広がる
『焙煎後のエイジング』について「andoh coffee」は以下の考え。
焙煎後のエイジングについて
焙煎してから 10~14日間寝かせることで、そのコーヒーの本領が発揮されると考えております。
もちろん焙煎直後から楽しむことができますが、エイジングを経ることで
- ロースト感、苦味、渋みといったネガティブな要素が和らぎ
- そのコーヒーの持つポジティブな香りが開き、感覚はより柔らかに、甘みや酸味はより輝きます。
今回の「Entre Montes」は 5月頭に焙煎して 10~14日になります。

封を切ると焙煎は浅め。サイズはやや小ぶり。

蒸らしの膨らみは少ないですが、ガスは出ています。

淡い酸味と甘みが口の中に広がります。

これまでの「andoh coffee」のコーヒー豆と同様、浅煎りですが美味しくいただけます。
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