「インドネシア ロア(Loa)」はラクティックナチュラル処理で味わいはフルーティー(andoh coffee)

浅煎り豆の多い「andoh coffee(アンドーコーヒー)」でインドネシア産コーヒー豆を売っていた買ってみました。

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インドネシア産コーヒー豆で浅煎りは珍しい

インドネシア産コーヒー豆も 28銘柄目ですが、浅煎りはなかったと思います。

「andoh coffee」の公式サイトに「Indonesia / Loa」の詳細情報がありました。

【生産国】Indonesia(インドネシア)
【エリア】Majalaya, West Java(西ジャワ、マジャラヤ)
【農園】Loa(ロア)
【生産処理】Lactic Natural(ラクティック ナチュラル)
【品種】Sigararutang(シガラルタン種)
【標高】1500m

糖度が最も高くなりそうな熟したコーヒーチェリーを選び、 タンクや密閉された樽などの嫌気性の環境下に置きます。その後の発酵プロセスを通じて、温度やpH度、利用可能な酸素量を注意深く監視したり制御したりして、乳酸菌を繁殖させたり発酵を優位な状態にしたりするための適切な条件へと完成させます。

Indonesia インドネシア / Loa ロア | andoh coffee

販売終了後に詳細情報ページを削除するサイトも多いので、手元に残る情報は助かります。

Googleマップで「マジャラヤ(Majalaya)」を調べると、ジャワ島の西「西ジャワ」にありました。

「ジャワ島」産は 2銘柄目ですが、前回は「東ジャワ」でした。

「インドネシア グヌンブラウ」はジャワ島のイジェン高地で採れたコーヒー豆(UCCカフェメルカード)

なので「西ジャワ」は初めてといっていいでしょう。

「Sigararutang(シガラルタン種)」とは

「品種」は「Sigararutang(シガラルタン種)」となっていますが、それ以上の情報はなく、「Sigararutang」をネット検索すると「Sigarar Utang(シガラール・ウータン)」で以下の情報がありました。

Sigarar Utang(シガラール・ウータン)赤品種

Hybrid系品種。上記Ateng種の発展形であり、Timor Hybrid種とBourbon種との交配と伝わっているようですが、はっきりしません。特にBreeding Programで開発された品種ではなく、1988年に北スマトラのリントンニフタ地区、パラニンガン村のOpung Opan氏の農園で採取されました。

なんでもSigarar Utangは現地のBatak語で“負債を返済する”という意味があるみたいです。(・・・ナンノコッチャ?)。借金が大変だったのでしょうね?

リントンニフタはいわゆるリントン(Lintong)コーヒーですね。Lintongは特に強いマンデリン香が特徴ですね。・・・・特有の香りが強すぎるのでカップでの品種の違いは判別できないですね。

コーヒー品種の樹海をさまよう!! 其の六 アジア編 | Roast Design Coffee Blog

Google翻訳で「Sigarar Utang」を調べると「タガログ語」で「ローン利息」となるようで、確かに何のこっちゃですね。

Google 翻訳:Sigarar utang > ローン利息

「Roast Design Coffee Blog」の解説を読んでもよく分からないです。

「Lactic Natural(ラクティック ナチュラル)」とは

さらに処理方法の「Lactic Natural(ラクティック ナチュラル)」も検索してみましたが、こちらも「Roast Design Coffee Blog」に解説がありました。凄いブログです。

コーヒーでの嫌気性発酵には密閉タンクで行われるAnaerobic(嫌気発酵)、炭素を充填して密閉するCarbonic Maceration(カーボニック・マセレーション)、イーストを添加するYeast Fermentation(イースト・ファーメンテーション)、乳酸菌を添加するLactic Fermentation(ラクティック・ファーメンテーション)、などがあります。

嫌気発酵を極める!?Yeast Fermentation(イースト)とLactic Fermentation(乳酸菌) | Roast Design Coffee Blog

確かに「アナエロビック(Anaerobic:嫌気発酵)」は結構、見かけるし、実際に飲んだこともあります。

コロンビア産コーヒー豆「エルパライソ農園 アナエロビック ライチ」の華やかな香りと味を楽しむ(Mejicafe)

一方の「Lactic Natural」は初めて。

乳酸によるプロセスによって、甘くてフルーティで、クリーミーなフレーバー (マンゴーラッシーのような)をよく作り出しますが、強い果肉感やワインのような香りがない、より複雑でクリーンかつフルーツを前面に押し出したようなカップを生成することも可能です。

Indonesia インドネシア / Loa ロア | andoh coffee

このあたりの細かい味やフレーバーが私にも分かるといいのですが。

甘くフルーティーといえば、そんな気もする

今回の「Loa Indonesia」は 8/18 に焙煎されたもので、焙煎して 1週間経っていません。

封を切ると焙煎は浅めでサイズはやや小粒。でも、ちゃんと粒ぞろい。

蒸らしの膨らみは少ないです。

苦味はなく華やかな酸味のあとに甘みがあり、フルーティーといわれたら確かにそんな気もします。

とにかくインドネシア産コーヒー豆でも、浅煎りはありだと再認識できました。

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