「コーヒーロースト」でコスタリカのコーヒー豆を買って、焙煎してもらったところまではお話しました。
「コスタリカ」という国はどこにある?
今回、購入した銘柄は、コスタリカ産の「エルバス農場 イエローハニー」です。
Googleマップでチェックすると「コスタリカ」は中南米の国で「ニカラグア」と「パナマ」の間にあるのですね。
カリブ海と太平洋に挟まれ、面積は約 5万平方km(九州と四国を合わせた面積)、人口は約 487万人(2013年 世界銀行)とのこと。首都はサンホセ。かろうじて聞いたことはあります。
2014年のワールドカップでベスト 8 だったので、今後、サッカーと絡めると少しは覚えやすいかもしれません。
とにかく、コーヒーの産地で有名な国の名前と場所くらいは知っておきたいです。一気には無理なので飲んだ銘柄の産地をひとつずつ覚えたいと思います。
「イエローハニー」「ハニープロセス」の意味は
そして今回、最大の謎である「イエローハニー」という用語ですが、先日、購入した本「珈琲 完全バイブル」の情報をまとめて箇条書きにしてみました。
- 摘み取ったコーヒーチェリーは放置しておくとすぐ果肉部分が腐るので「生豆」にする作業=「生産処理」が必要
- 「生産処理」は主に「ナチュラル(乾燥)」「ウォッシュト(水洗)」「パルプトナチュラル(半水洗)」の3種類
- 「パルプトナチュラル」はチェリーから果肉(パルプ)を除去し、ミュシレージ(粘液質)を残して乾燥させる方法
- コスタリカではミュシレ―ジをミエル(はちみつ)と呼ぶため「パルプトナチュラル」を「ハニープロセス」という
- 「ハニープロセス」でミュシレ―ジを機械で取り除く率の低い順に「ブラック」「レッド」「イエロー」となる
どうやら「ミュシレージ」と呼ばれる「粘液質(ぬめり?)」がポイントになりそうです。
コーヒーチェリーの構造は、赤い「外皮」の内側に「果肉」が付いており、その中に「パーチメント(内果皮)」と「シルバースキン(銀皮)」に包まれた種子(生豆)が2つ入っています。
「パーチメント」の表面は粘液質に覆われており、これが「ミュシレージ」と呼ばれます。
この「ミュシレージ」を 3割程度残して乾燥処理したのが「イエローハニー」ということですが、なぜイエローなのかは、まだ納得できていません。
これで「エルバス農園イエローハニー」にディスプレイされていた
ハニープロセスならではの口当たりとフローラルフレーバーと甘さをお楽しみください
という「カップの特徴」の意味が、何となく分るような気もします。
最初は「イエローハニー」と聞いて「ブルボン アマレーロ(イエローブルボン)」のように、コーヒーチェリーが「黄色」に熟すのと関係があるかと推理したのですが、どうやら違ったようです。
コーヒーの専門用語もなかなか難しく興味深いです。
いままでの銘柄で一番、気に入ったかも
「コスタリカ エルバス農場 イエローハニー」を 125g、650円で購入しました。
ロースト加減はこんな感じ。
挽きたてということもあって、いままでの銘柄で一番、お湯を注ぐと膨らんだ感じがします。なんともいい香りです。
そして味や香りは具体的な説明は難しいですが、これまで試した銘柄の中で個人的には一番、気に入りました。
後味もよく、甘みが長く残る感じです。
コーヒー専門用語もひとつずつ覚えていきたい
コーヒーの産地と一緒に、そのコーヒー豆に関する専門用語もひとつずつ覚えていこうと思います。
実際に、その用語に関連するコーヒー豆を挽いてコーヒーをいれながら覚えることで、ひとつずつ記憶が定着していく気がします。
そういう意味でも、いろんな銘柄を、いろんなお店で買ってみたいです。
関連用語