フィリピン産コーヒー豆「ベンゲット アラビカ」を味わう(Mobius Coffee)

「フィリピン コーヒー豆」で検索して見つけた「Mobius Coffee」で 3種類のフィリピン産のコーヒー豆を購入しました。

「Mobius Coffee(メビウスコーヒー)」で見つけた 3種類のフィリピン産コーヒー豆を飲み比べ

「バラコ リベリカ」との比較に「ベンゲット アラビカ」も購入

今回購入したのは以下の 3銘柄。最初は「バラコ リベリカ」だけとも思ったのですが、せっかくなら飲み比べのため「ベンゲット アラビカ」も購入。さらに送料も考慮して「バーリグマウンテン」も追加したのです。

「ベンゲット アラビカ」の「Mebius Coffee」の説明は以下の通り。

フィリピン産100%アラビカ種コーヒーを、現地から空輸でお取り寄せしました。フィリピンは現在世界第25位のコーヒー生産国で、自国内消費率が高く、輸出量はごくわずかで、日本ではほとんど目にすることはありません。

生産国 フィリピン
生産地域 コルディレラ行政地域(ルソン島北部の山岳地帯)ベンゲット州
品種 アラビカ種(ブルボン、ティピカ、ムンドノーボ、カトゥーラ)
精製方法 ウォッシュド
標高 1,400m

要するに「ベンゲット州」で採れた様々なアラビカ種のコーヒー豆ということで、その「ベンゲット州」はフィリピン北部ルソン島の内陸州です。

ベンゲット州 – Wikipedia

「バラコ」が採れた「カビテ州」がマニラの南でしたが、「ベンゲット州」はマニラのかなり北です。

フィリピンのアラビカ種 30% がベンゲット州で生産

もう少し情報が欲しくて調べたら以下の記事がありました。

フィリピン産のアラビカコーヒーの 30%を生産しているコルディリエラ行政区ベンゲット州

2021年の比全国州・地域別コーヒー生産量1位で全体の 35%を占めたスルタンクダラット州をはじめ、その他ミンダナオ地方では平地が多くロブスタコーヒーが主流。

対してベンゲット州などルソン島北部ではアラビカコーヒーが多く栽培されている。

アラビカ種栽培のコーヒー農家|「日刊まにら新聞」ウェブ The Daily Manila Shimbun Web

そういえば最初に飲んだフィリピン産のコーヒー豆もコーディリエラ地方で作られているアラビカ種でした。

フィリピン産のフェアトレードコーヒー「シサムコーヒー(SISAM COFFEE)」を深煎りで味わう

いずれにせよフィリピンのコーヒー生産は 1889年の「さび病」大発生で壊滅的な被害を受け、1950年代にようやくロブスタ種を中心に国内需要がまかなえる程度に復活してきた状況のようです。

「バラコ リベリカ」と「ベンゲット アラビカ」を飲み比べ

サイズは中くらいで粒は揃っています。やや浅めの焙煎。

「バラコ リベリカ(左)」と並べると「リベリカ」が特殊なのが分かります。

フィリピン産の希少で個性的なリベリカ種コーヒー豆「バラコ」(Mobius Coffee)

蒸らしの膨らみは「バラコ」と同じくらいですが、発生する泡がきめ細やか。

味は酸味と苦味のバランスが良く、甘みも感じられて「バラコ」と比べて断然飲みやすいです。

栽培しやすさだけでなく、やはり味的にも「アラビカ」が主流になるのも納得です。