東小金井駅の高架下にある「珈琲や 東小金井工房」で「コンゴ キブスリー」をフレンチローストで焙煎してもらいました。
ラベルには「ギブスリー(give 3)」とありますが、後述するように「キブスリー(kivu 3)」が正しそうです。
◎追記(2024/1/9)ラベルの国旗は「コンゴ共和国」ですが、今回の産地「北キブ州」は「コンゴ民主共和国」なので国旗が違います。
いつの間にか「コンゴ産」も4銘柄目
コンゴ産も4銘柄目。有名でない生産国にしては出回っています。
以前も「ギブ」という言葉を聞いた記憶があるので「おさらい」すると「南ギブ州」が出てきました!
「ミノヴァ農園」はコーヒー栽培エリアとして有名な「南ギブ州」にあるとのこと。「ルワンダ」と「ブルンジ」に接したエリアですね。
そして今回は「北キブ州」で採れた豆で「規格」が「キブ3」となっています。
「キブ」と「ギブ」が混在していますが「北キブ」の綴りは「Nord-Kivu」なので「キブ」が正しいのかも、とこのとき気が付きました。
いずれにせよ「ルワンダ」「ブルンジ」にも近く、いかにもコーヒーの木が育ちそうです。
「Kive 3(キブスリー)」が正しいみたい
「キブ」と「ギブ」について確認すると「congo give 3」では何もヒットせず「congo kive 3」ではいくつか情報がありました。
アフリカ大陸第二の国土を誇るコンゴ民主共和国。ウガンダ、ルワンダ、ブルンジに面する東部キブ地域は北部地区・南部地区・マニエマ地区と3区域に分かれています。
中でもキブ湖に面する北部地区が最高品質のコーヒーとして評価されています。 完熟豆を一粒一粒手積み収穫し、丁寧な水洗工程を経て生産される Kive3 の品質の秘訣は、独特の地形優位性が挙げられます。 肥沃な火山灰土壌と高い標高、湖岸特有の水気を帯びた清風がアフリカ最高品質のコーヒーを生み出します。
やはり「キブスリー(Kive 3)」が正しそうです。
[コンゴ珈琲の格付け、品質]
アラビカコーヒーのグレードは、キブ2、キブ3、キブ4、キブ5、キブ6、キブ7があり、キブ2、キブ3 がスペシャルティーコーヒーの部類に入る。
「キブ1」はないのですね…。
「北キブ州」に「ルベロ(Lubero)」もありました。
「ペイザンヌ組合」で出てきた「ビュトンボ」にも近いですね。
オススメの焙煎は「フレンチ」ということで素直にお願いしました。
なるほど。しっかり焙煎されています。
手動ミルでも軽く挽けました。蒸らし時も、いかにも深煎りの膨らみです。
味は深煎りらしい苦味とコク。でも苦すぎず、最後にほんのり甘みも残ります。
お店の人に「give 3」ではなく「kive 3」では?と伝えるべきか思案中です。
追記(2019/8/25)「Kive 3」ではなく「Kivu 3」
行きつけの「すずのすけの豆」で以前、コンゴ産の豆を購入しています。
- コンゴ サプールファルコン(すずのすけの豆)
お店でその紹介文があったのですが、その中で
サプールファルコンの中でも Kivu 湖に面する北部地区産が最高品質とされる。ちなみに、Kivu は 2~7 までのランクがあり、2と 3が最高級品とされる。
とありました。確かに「キブ湖(Lac Kivu)」の綴りも Kivu なので「Kive 3」ではなく「Kivu 3」が正しいかも。
そこで「Kivu Coffee」検索すると「SCPNCK : The Kivu Cooperative of Coffee Traders and Planters」が運営するページを発見。
その中で明確に「Kivu 3」の定義がありました。
1. Exemplary Coffee
Arabica Kivu 3(K3) is a quality coffees having a high intrinsic value with a fine and unique cup, max of 5 quakers having free from faults. 9-23 full defects, average rating score 86,40. The Kivu 3 is a true niche products that connaisseurs consider to be the best coffee in Lake Kivu.
どうやら「Kivu 3」で間違いなさそうですね。
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