吉祥寺の「UCCカフェメルカード」に立ち寄ると「ベトナム」産のアラビカ種のコーヒー豆を売っていたので迷わず購入しました。
ベトナム産の「アラビカ種」は珍しい
ベトナム産のアラビカ種コーヒー豆はすでに味わっているので 2銘柄目になります。
ベトナム産コーヒー豆「グェン ティ ウェン ハ(NGUYEN THI UYEN HA)」をいただく(UCCカフェメルカード)ただし「ベトナム・グランカフェ」は「生豆生産国」に「ベトナム」だけでなく「コロンビア」の名前もあり、なんだかスッキリしませんでした。
「プレミアムスペシャルティコーヒー」と銘打っているのにブレンド???といった感じ。
でも今回の「グェン スワン サン(Nguyen Xuan Sang)」は正真正銘「ベトナム産」のようです。
UCC はベトナムでアラビカ種のコーヒー豆品質コンテストを開催しています。
記事によると
ベトナムで生産されているコーヒーのうち、苦味が強くインスタントコーヒーなどの原料に使われるロブスタ種が全体の95%を占め、酸味があり風味豊かなアラビカ種はわずか5%にすぎない。
とのことで、ベトナム産アラビカコーヒーの品質向上やコーヒー買い付けによる農家の支援などを目指しているそうです。
コンテスト入賞ロット「グェン スワン サン」
そんな「ベトナムアラビカコーヒー豆品質コンテスト」の第3回が開かれ、その入賞ロットが「グェン スワン サン」というわけです。
「入賞ロット」ということなので優勝したわけではなく、「第一弾」ということで今後、別のベトナムアラビカコーヒー豆も登場するのでしょう。
ベトナム産アラビカコーヒーにはブランド力がないので 100g 864円 というのは現実的な値付けでしょう。
品種は「カチモール」とのこと。
『コーヒー「こつ」の科学』によると、ティモールで発見されたアラビカとロブスタの交雑種「ハイブリッドティモール」とブルボンの突然変異「カトゥーラ」との交雑だそうです。
エリアの「ダラット」は「グランカフェ」のときも産地として登場しました。コンテストも、この「ダラット」で開かれているようです。
ウィキペディアによると「冷涼な気候を利用した野菜生産も盛ん」だそうです。
さすが入賞ロットという味わい
早速、淹れてみましょう。サイズは普通か、ちょっと小ぶり。
甘い香りも感じるいい焙煎具合です。
焙煎後、それほど経っていないのか、蒸らしでの膨らみも十分。
カードに書かれていた「ぶどう」のような風味というのはピンときませんでしたが、ローストアーモンドのようなという表現は分かる気がします。
ほどよい苦みもあり、落ち着いた香りのする一杯でした。