ブラジル産のコーヒー豆に「サントス」というブランドがあるとは知っていましたが、飲んだことはなかったので「CAPITAL COFFEE」で「サントス No.2」を買ってきました。
お店のショーケースにサンプル豆がないので「売り切れですか?」と聞くと「ありますよ!」と返事があり、この流れになったらもう買うしかありません。
なぜ「No.2」なのか?「No.1」はないのか?
「CAPITAL COFFEE」のサイトで確認しましたが「高品質豆」という紹介だけで「No.2」の説明はありませんでした。
味のバランスが良く、まろみを帯びたコクと柔らかな苦味が特徴の高品質豆です。
そこで「サントス No.2」で検索すると、以下のサイトに説明がありました。
No.2 は生豆の等級を表します。ブラジルでは欠点豆の混入量によって厳格に等級を分けています。300gの生豆サンプル中に欠点豆4個以内のものを No.2と評価します。欠点豆0は、ほぼあり得ない話なので、ブラジルでは No.1グレードを設けず、No.2を最上級とし、No.8までランク分けしています。
ブラジル サントス No.2 | コーヒー豆の焙煎・販売 GreenBeans
逆に言えば『欠点豆さえ取り除けば高品質』となり、それだけで「高品質」といっていいのか?とツッコミたくなりますが、とりあえず「No.2」の定義は分かりました。
「サントス」はブラジルにある港の名前が由来
そして「サントス」ですが、ブラジルのサンパウロ州にある港湾都市の名前が由来です。なので、この場所でコーヒー豆が採れるわけではなく、ブラジル産のコーヒー豆の多くがこの港から出荷されたことからブランド名になったわけです。
国内有数の規模の港湾の他、市内は石畳の古い町並みやコーヒー取引市場が有名。
サントス – Wikipedia
「出荷された港の名前が由来」という点では「モカ」と共通ですね。「サントス」といえばサッカークラブ「サントスFC」のほうが連想しやすいかも。あと「珈琲取引所」は 1960年代には活動が終了しており、いまは「珈琲博物館」になっているとのこと。
サンパウロから70キロメートルほど離れている港町サントスは、珈琲の出荷港として20世紀前半には大変栄えていた。1922年にそこにつくられた珈琲取引所の建物はサントス市内でも、最も華美な建物として捉えられていた。
サントスの珈琲博物館 |都市の鍼治療データベース
今は昔、というやつですね。
浅めの焙煎でナッツ系の香りにほどよい酸味
封を切ると浅めの焙煎でナッツ系の香りが広がり、確かに見た感じ粒ぞろいではあります。
蒸らしの膨らみはあまりありません。
ほのかな苦みにほどよい酸味があり、そのあとの甘みも感じられ、飲みやすい一杯です。
ブランド豆としては購入しやすい値段(100g 843円)なので一定の需要があるのでしょう。ありだと思います。