先日「バヌアツ タンナコーヒー」を購入した「ウインドファーム」で、せっかく送料がかかるし。もう一銘柄を一緒に買っても同じ送料なら、と「中国 雲南コーヒー」を買ってみました。
【特選】雲南コーヒー(プーアル産)(豆)100g
価格1,500円(税込)、原産地:中国【特選】雲南コーヒー(プーアル産)(豆)100g | ウインドファーム
中国産は 5銘柄目で、雲南省は 4銘柄目
「ウインドファーム」の説明文では以下の通り。
【特選】雲南コーヒー(プーアル産)(豆)100g
プーアル茶の産地として知られる中国雲南省のプーアル市。
少数民族のラフ族の人々が生産する高品質なアラビカ種のコーヒーです。
精製方法はアナエロビックナチュラル。
一粒一粒丁寧に手摘みし、選別してグレード分けをしています。
農薬・化学肥料を使わずに栽培されています。
また、森林保護認証(FSC)を取得しており、コーヒーと共にナッツの木、桃の木なども栽培されています。
ブランデーを思わせる風味と、嫌気性発酵の力が織りなす衝撃的で華やかな香りが特徴です。
【特選】雲南コーヒー(プーアル産)(豆)100g
原産国名 中国 雲南省プーアル市 内容量 100g 品種 カティモール 精製方法 アナエロビックナチュラル 生産地の標高 1,100m~1,500m
これまでの中国産コーヒー豆も「雲南省」がほとんど。


でも「プーアル市」というのは初めてかも。「プーアル市」で Googleマップを検索すると「普ジ(普洱市)」が開きました。「ふじし」と読むのですね。
普洱市
普洱市(ふじし)は中華人民共和国雲南省に位置する地級市。
東南アジア地域と隣接した普洱は古くから交易で栄え、1896年(光緒22年)には税関が設けられ、雲南三大税関のひとつとされた。現在は江城・瀾滄・孟連・西盟など20カ所の国境が設けられている。
2007年1月に思茅市(しぼうし)より改称され現在に至っている。
普洱市 – Wikipedia
そういえば、以前に飲んだ「雲南アラビカ」は「思茅(Simao)地区」でした。

「普洱市」は 2007年1月 に「思茅市(しぼうし)」より改称された、とは知りませんでした。
独特の香りの「アナエロビック」
「アナエロビック」についても「ウインドファーム」に説明文がありました。
アナエロビック(anaerobic)
コーヒーの実から種(豆)を取り出し、乾燥させるまでの工程を精製(プロセス)と呼びます。大きく分けて、ウォッシュドとナチュラルと呼ばれる精製があり、実はどちらもその過程で発酵しています。
通常、空気中か水中で発酵(好気性)しますが、アナエロビックは密閉した容器の中で空気(酸素)に触れさせず発酵(嫌気性)させます。空気を好む微生物と空気を嫌う微生物が全く異なり、アナエロビックでは発酵感を強く感じる極めて特徴的な風味が生まれやすいです。
まだ世に出て10年程の精製方法ですが、現在世界中の生産国で注目されています。雲南コーヒーの精製方法は、果肉がついたままのコーヒーの実を嫌気性発酵させる、アナエロビックナチュラルです。
【特選】雲南コーヒー(プーアル産)(豆)100g
以前も「アナエロビック」によるコーヒー豆は買ったことがあります。フルーツを思わせる香りが特徴でした。

でも、今回の「雲南コーヒー(プーアル産)」は、フルーツというよりはウイスキーを思わせる香りで、オーク樽に貯蔵して香りを付けたベトナム産コーヒー豆「バレル・エイジド カウダット」を思い出しました。

こうなると、どんな味わいになるかが楽しみ。
苦味少なく香りとコクと甘みが広がる
こちがパッケージ。写真の女性は、少数民族のラフ族の方なのでしょうか?

封を切ると、いきなりウイスキーを想わせる香りが広がりました。サイズはやや小ぶり。「深煎り」となっていますが、そこまで深くはない感じ。

蒸らしの膨らみは少ないですが、ここでもしっかり香ります。

そして味は深めの焙煎にもかかわらず、驚くほど苦味は少なく、コクと甘みが広がります。

もちろん、終始、ウイスキーを想わせる香りが続き、ユニークな一杯です。
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