「珈琲 完全バイブル」で、コーヒーのガイド本はほぼ満足していました。
コーヒーについてさらに楽しくお勉強
それでも、アマゾンで気になるタイトルを見つけたので買ってしまいました。
「こつ」というのは知りたい気持ちをくすぐるいい言葉です。2008年と少し古い本ですが 7版まで重ねています。
紹介文も、なかなかいいです。
コーヒーのこと、本当に知っていますか?
コーヒーにはとかく蘊蓄がつきもの。でも、それって本当なのでしょうか?根拠があいまいなコーヒー論にコーヒー研究者、石脇博士が科学の視点で軽快に斬りこみます。身近な疑問に博士が答えるQ&Aスタイルで楽しみながらコーヒーの世界を旅してみませんか。
これまでに買った本と読み比べるのも面白そうです。
目次はこんな感じ
- コーヒーを知るための基礎知識
- コーヒーの成分を知る
- おいしいコーヒーを淹れるために
- コーヒーの加工を知る
- もっとコーヒーを知りたい人のために
この中に 87 の Q&A が書かれているわけです。
私が最も気になった Q&A は
私が個人的に最も気になった Q&A は
Q13 完熟果からとった豆ほど甘みのあるコーヒーになるのでしょうか?
かもしれません。
あえて、その答えは引用しませんが、なかなか興味深い回答です。
いま飲んでいる「コスタリカ エルバス農場 イエローハニー」でも、確かに「甘み」を感じます。気のせいかもしれませんけど。
さて、この「甘み」と感じるものはどこからくるのでしょうか?
フレンチプレスの「こつ」の Q&A が面白い
ペーパードリップだけだと少しマンネリなので「フレンチプレス」を試してみたいと思っている今日この頃ですが、こんな Q&A もありました。
Q31 フレンチプレスの抽出の仕組みと淹れ方のコツを教えてください。
この回答で一番、興味深かったのは
浸漬法での抽出は、フレンチプレスがなくても簡単にできます。
というところかもしれません。やはり、その答えは引用しませんが、今度、試してみようと思います。
アラビカ種の品種が少し分かったかも
先ほども登場した「コスタリカ エルバス農場 イエローハニー」ですが、品種は「カトゥアイ」と表示されていました。
「珈琲 完全バイブル」にも「カトゥアイ」の紹介はなく、「カトゥーラ」はあったので、きっとそこから派生した品種ではないかと思っていたわけです。
それがこの本では
Q84 アラビカ種にはどんな品種がありますか?
カトゥアイ - ムンドノーボとカトゥーラの交雑
と紹介されており、スッキリしました。
細かい品種までは知らなくてもいいとは思いますが、説明書きに明記されていると気になるのが人情というものです。
このページの「アラビカ種の主要品種」一覧と「珈琲 完全バイブル」の「コーヒーの品種」ページを一緒に読めば、かなり理解が深まります。
「珈琲 完全バイブル」とあわせて読むと完全?
ほかの Q&A にも面白い情報がたくさんあり、それこそコーヒーでも飲みながら読むのに最適です。
イラストも味があって、理解を助けるのになかなかいい感じ。
一方の「珈琲 完全バイブル」は写真満載なので視覚的にも説得力があります。
ということで、この二冊で補完しあえば、かなりの知識が身に付きそうです。
コーヒーに興味が深まってきた人にはお勧めできます。
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