吉祥寺の「珈琲散歩」は、他のコーヒー豆専門店とは一味違った品ぞろえが楽しいお店です。
コーヒーチェリーティー「カスカラ」
そんな中、今回はひときわ珍しい商品がありました。それが「カスカラ」です。
お店の説明文は以下の通り。
カスカラとは、コーヒーの実の果肉を乾燥させたものです。紅茶のように淹れて、甘酸っぱくフルーティーな香味が楽しめます。
ご主人に聞くと今回のカスカラは「エルサルバドル」産とのこと。
パッと見ではコーヒー豆にも似た感じですが、よく見ると中から豆(種子)を取り出した果肉部分というのが分かります。
なにごとも経験ということで買ってみました。5g x 6袋入りで 540円(税込)。一杯、90円ですね。
淡いレーズンのような香り
封を切ると淡いレーズンのような香りがしました。
これが小分けされた一袋(5g)。
袋から出すと、さらにはっきりとレーズンのような香りです。
少し開くと中から豆(種子)を取り出したのが分かります。なるほど。
ティーポットで淹れてみました
素直に、書かれている通りに淹れてみます。
湯煎したティーポットにカスカラを入れ、沸騰したお湯を注ぎ入れます。5分程度蒸らしで出来上がり。
久しぶりに使うティーポット。お湯であたためて「カスカラ」をセット。
お湯を注いで 5分間、じっと我慢の子であった。
思った以上に「紅茶」に似た感じ
できあがりがこちら。見た目はまさに「紅茶」です。香りも紅茶に似ていますが、まさにチェリーのようなフルーティーな香りがします。
味は酸味を先に感じて、そのあとほんのりと甘みが広がります。
そういえば果肉を残して乾燥させるナチュラル方式のコーヒー豆で淹れたコーヒーでも、同様な酸味や甘味を感じることがあります。
「こういうことね」という感じです。
検索すると、こんな情報もありました。
- 【新商品】コーヒーのお茶!「カスカラ」日本初上陸! | ヴォアラ珈琲
これによると、カスカラは 2011年に日本初上陸したようです。そして
果肉部分がコーヒー豆と同様にポリフェノールを豊富に含むため、その抗酸化作用の高さからアンチエイジング効果や糖尿病予防の商品として注目を集めています。しかもデカフェ(カフェインレス)コーヒーよりもカフェインが少ないことからヘルシー志向の方にも人気が高いようです。
とのことで、なかなか面白いじゃないですか。
ずっと「コーヒー豆を取り出した残りの果肉はどうするんだろう?」と思っていましたが、もし「カスカラ」に需要が出てくれば無駄なく使えて素敵かも。
なにはともあれ、飲み物として気に入ったので残り 5杯、ゆったりと楽しみます。
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