いつかは飲んでみたいと思っていた「コピ・ルアック」が「すずのすけの豆」で扱われている、ということで行ってきました。
ジャコウネコはネコじゃない?
「コピ・ルアック」については「珈琲 完全バイブル」を読んで知っていました。
この中の「コーヒートリビア集(P.276)」で
インドネシアの農場では、熟したコーヒーの実を野生のルアク(現地の言葉でマレージャコウネコ)が食べるのだが、種子部分は消化できずに排泄する。その種子を集め作られるのが「コピ・ルアウ」だ。
と紹介されており、そりゃあ面白いと思ったわけです。
ジャコウネコといってもネコではなく「ジャコウネコ科」の動物ということで、見た目はイタチに近いといった話もあります。
Wikipedia に紹介されている「インドジャコウネコ Viverra zibetha」のイラストがこちら。確かに、いわゆる「ネコ」とは違いますね。
インドジャコウネコ Viverra zibetha 出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)
100g 4,000円はさすがに高い
「すずのすけの豆」では、この「コピ・ルアック」の焙煎豆を箱入り 100g 4,000円で販売。ちなみに右が焙煎前の豆。袋ごとに認定書が貼られています。
さすがの値段ですし、先週買った「ゲイシャ(125g 1,900円)」がまだ残っているので箱入りは贅沢が過ぎると感じたわけです。
そこで 1杯だけいただくことにしました。それでも 1,500円ですけど。
とりあえず「飲んだことがあるよ!」で十分でしょう。
見た目は普通のコーヒー
焙煎した豆を見せてもらいました。
もっと不揃いなサイズをイメージしていたのですが、きちんと選別されており、見た目はいたって普通のコーヒー豆です。
「すずのすけの豆」による豆の情報は以下の通り。
生産地:インドネシア 北スマトラ州 ダイリ県 シディカラン
生産者:ワハナ農園内で飼われているジャコウネコ
大好物のコーヒーチェリー(アラビカ種)を餌として与えています。
スクリーンサイズ:14UP
精選方法:ジャコウネコ・プロセス
生産者からの贈り物(パーチメント)を洗ってから乾燥
野生のジャコウネコと聞いていたので、農園内で飼われていると聞いて少し意外でした。考えてみれば売るほどの量を確保するためには当然かもしれません。
それにしても、その排泄物から集めるというプロセスは、なかなか大変そうで、希少珈琲豆と呼ばれてしかるべきではあります。
ちなみに「シディカラン」は Googleマップにありました。
「マンデリン トバコ」のときに紹介した「トバ湖」にも近いですね。
インドネシア、あなどれません。
香りがよく飲みやすい一杯
早速、淹れてもらいました。ワクワク感はあります。
マスターいわく「焙煎時の香りはとてもよかったですよ」とのこと。
こちらが 1杯 1,500円なり!
香りはふくよかでいい感じ。味は酸味も苦みも強くなく、サッパリとして飲みやすいです。後味もよく、おいしいコーヒーといっていいでしょう。
とはいえ、希少価値と味は認めつつも、さすがにお高いので「普段飲み」にするにはあまりにももったいないです。
記念日とか、話のネタにとか、そういったときの特別な一杯に最高でしょう。
なくなり次第終了なので、とりあえず飲めてよかったです。
本日より、インドネシア スマトラ島の超希少コーヒー豆『コピ・ルアック』数量限定で販売開始致します!只今焙煎中なり??なお、ご予約優先、なくなり次第終了ですので、是非お早めに!※ポイントプレゼント及び一杯無料券の対象外となります?
Posted by すずのすけの豆 on 2015年12月3日
マスター、おいしかったです。ごちそうさま。
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