「コーヒーの絵本」「コーヒー・ルンバ」「コーヒーバイブル」の 3冊で、私のような初心者には十分だと感じていました。
コーヒーについてさらにもう一歩
それでも、さらにもう一歩、コーヒーについて知りたいと感じはじめたとき、とても充実した本を見つけました。
たとえば「ペーパードリップ」だけで 5種類のメーカー別でいれ方を紹介するなど詳しいです。
私は「メリタ」のドリッパーを使っていますが、他のメーカーと違ういれ方が紹介されていて少し驚きました。
「おわりに(p.284)」によると
各メーカーに出向いて、各社推奨のいれ方をご教授いただきました。
とのこと。確かにメーカーはこだわりを持って商品を送り出しているわけですから、その推奨のいれ方はとても参考になります。
生産地についても細かい
メジャーな生産地の情報も詳しく、いろんなコーヒー豆を試したくなります。
情報量が多くてとても消化しきれませんが、これから各国のコーヒー豆を入手したとき、その解説を読みなおしたいです。
たとえば「ルワンダ」はこういう国で、こんな場所にあるんだ、と思いをはせながら飲むのは贅沢な話です。
ブレンドレシピなんてあるんですね
どんな風に「ブレンド」が行われているのか、その「触り」が分かります。
さすがに自分でブレンドしようとは思いませんが、いろんなお店のブレンドを楽しむときに「物知り顔」ができるかも。
「四季のブレンド」のブレンドレシピも紹介されていますが、季節のイメージに合わせたブレンドをするなんて洒落ています。
コーヒー豆と焙煎度、そして混合比率で組み合わせは無数にあるわけで奥が深く、夢中になる人が多いのも納得です。
フレーバーを分類できるようになりたい
ほかにもコーヒーとフードの組み合わせによる「フードペアリング」、エスプレッソのアレンジから「ラテアート」のやり方まで興味は尽きません。
「コーヒー上級者を目指そう」の「カッピング」のポイントややり方、フレーバーの分類などは「知ったかぶり」するには最強でしょう。
「これはグレープフルーツのフレーバーだね」なんて言えたらカッコいいですよね。相当、修業が必要だと思いますが…。
興味が深まった時に最適の一冊
初心者向けではありませんが、さらにもう一歩、コーヒーについて知りたいという興味が深まった時には最適の一冊ではないでしょうか?
監修が丸山珈琲の代表である丸山健太郎さん、というのも本に重みを与えています。雑誌のコーヒー特集でも、必ず名前の出てくる方です。
さすが「完全バイブル」というだけのことはあります。
ちょっと知識を詰め込み過ぎて「お腹いっぱい」なので、コーヒーでも飲みながら、ゆっくりと吸収していきたいと思います。
こちらの記事もいかがですか?