新しい品種「Arara(アララ種)」のブラジル産コーヒー豆「ファゼンダ リオ ブリジャンテ」を味わう(LIGHT UP COFFEE)

LIGHT UP COFFEE」で気になっていた「アララ種」のコーヒー豆が販売されていると知って購入してきました。

「いいことづくめ」に思われるアララ種

「アララ」について興味を持ったのは以下のブログ「Roast Design Coffee Blog」の記事を読んでからです。

Arara(アララ)黄色品種

Hybrid系品種。Yellow CatuaiとObataとの交配種で、Sarchimor1669-20から発生したとみられています。ブラジルVarginhaにあるProcafé Foundationの実験農園で偶発的に誕生したようです。カップクオリティーと収量に優れ、バクテリア、Phoma、さび病にも耐性があることが実証されています。2012年に配布が開始されましたが、検証栽培15年未満の選抜でのリリースとなりました。

木はコンパクトな矮小形態で、収量が多く、豆は大きくカップクオリティーに優れます。いいことづくめですね・・・。熟すのがゆっくりなので、収穫マネージメントが行いやすいようです(一気に熟すとすぐに収穫しないといけなくなる)。

コーヒー品種の樹海をさまよう!! 其のニ 南米編Part1 | Roast Design Coffee Blog

記事によると「いいことづくめ」のようです。

  • 木はコンパクトな矮小形態
  • 収量が多く、豆は大きくカップクオリティーに優れる
  • バクテリア、Phoma、さび病にも耐性がある
  • 熟すのがゆっくりで収穫マネージメントが行いやすい
  • ナッツキャラクターが感じられ、甘さは強い

これを採用しない理由がなさそうです。チェリーは大きくて黄色いとのこと。

アララ

2012年にブラジルでリリースされたハイブリッド種。サチモールとイエローカツアイもしくはイエローイカツによる自然交配で誕生し、15年間の研究の結果、発表された。特徴は、大きくて黄色いチェリー、質の高いアロマとレフーバー、コンパクトな樹形、高い生産性、高い適応力と免疫力。完熟までの期間が長いため、濃縮された複雑な味わいがある。

アララ|コーヒーの品種|Specialty Coffee

これは飲んでみるしかないですよね。

中央高原地帯セラードにある農園

「LIGHT UP COFFEE」による「ファゼンダ リオ ブリジャンテ」の詳細記事はこちら。

1984年にイナシオ・ウルバンが購入したリオ・ブリジャンテ(明るい川)は、1600ヘクタール以上のコーヒー生産に特化したブラジル最大級の農園です。そのうちの700ヘクタールの農園では、綿花、大豆、トウモロコシ、トマト、豆類などの作物を栽培しています。コーヒーの生産は、優れた栽培方法に重点を置いています。土壌とコーヒーの木の葉は四半期ごとに分析され、最高の生産量を確保するために必要な調整が行われます。収穫量を増やすために木の剪定を定期的に行い、病気に強い新品種があれば農園に導入しています。

生産地: Coromandel, Cerrado Miniero
農園: Fazenda Rio Brilhante
生産者: Inacio Urban
標高: 950 – 1,100m
精製: Natural
品種: Arara

高い密度感と透明度を誇るブラジルのコーヒー「ファゼンダ リオ ブリジャンテ」 – LIGHT UP COFFEE

エイヤで「Fazenda Rio Brilhante」を Googleマップ検索すると、いくつも出てきましたが、生産地「Coromandel」を加えると、この農園に絞り込めました。

やはり、いつもの「ミナス・ジェライス州」にあり、「Cerrado Mineiro(セラード・ミネイロ地方)」の中です。

セラードは南米ブラジルのミナス・ジェライス州に属する、広大な高原エリアです。1995年に、ミナス・ジェライス州政府の法令により、この州の55都市に広がるエリアが、“セラード地域”として認定されました。コーヒーの代表的な産地の地形としては、山脈が一般的ですが、セラード地域の広大な高原では日が均一に当たり、育成にブレが出ないことから、均質なコーヒー豆の安定した生産を確保できます。

まったりした酸味の後に広がる甘味

「LIGHT UP COFFEE」のパッケージは開閉口が小さいので、大きく見えますが、豆のサイズはやや小ぶり。焙煎は浅煎りですが「LIGHT UP COFFEE」にしてはそこまで浅くはない感じ。

蒸らしの膨らみは少なく、落ち着いた感じのフレーバー。

まったりした酸味のあとに甘みが広がります。これが「アララ種」ということでしょうか。

これから「アララ種」を飲む機会が増えるかもしれません。