「ラオス アラビカG1 ミン・テイエン農園」をアジアの国々を思い浮かべながら味わう(ばいせん工房)

ばいせん工房」では 600g までならメール便で同じ送料(240円)なので、「ザンビア グランレイナ」と一緒に「イエメン マタリ Pure 9」「ラオス アラビカG1 ミン・テイエン農園」を購入しました。

そして今回は「ラオス アラビカG1 ミン・テイエン農園」の封を切りました。

ラオス産コーヒー豆は 1年ぶりで 4銘柄目

今回でラオス産のコーヒー豆は 4銘柄目。でも、2016年1月に飲んだ最初の「ラオス パレスカフェ」はコロンビアとのブレンドなのでカウントするには微妙ではあります。

ラオス産コーヒー豆「パレスカフェ」を味わう(加藤珈琲店)

それでも最近ではラオス産のゲイシャも出回るほどで、着実に供給されている感はあります。

なんだか紅茶のような味わいと香りを楽しめる「ラオス ゲイシャ」(麻布珈房)

生産国ランキングは 15位なので、今後も目にする機会はありそうです。

世界のコーヒー豆 生産国一覧&生産量ランキング表

おさらいですがラオスは東南アジアのインドシナ半島に位置する共和制国家で、北に中国、東にベトナム、南にカンボジア、タイ、西にミャンマーとの国境に囲まれた『アジア唯一の内陸国』です。

ベトナムにも隣接しており、ロブスタの生産量のほうが多いという情報もあ「15位の割には少ない」のかもしれません。

ラオスではカネフォラ種(ロブスタ)の生産量の方が多いですが、フェアトレードを推進する企業や組合により、アラビカ種や市場で価値の高いコーヒー豆の生産を目的とした指導や機械が導入されています。現在ではベトナムや中国などの隣国やヨーロッパや日本にもラオスのコーヒー豆が輸出されています。

今注目を集めるラオスコーヒー。産地情報や味の特長、美味しい飲み方を解説。 | COFFEE TOWN(コーヒータウン)

ラオス アラビカG1 ミン・ティエン農園

さて今回の「ラオス アラビカG1 ミン・ティエン農園」ですが「ばいせん工房」からの情報は以下の通り。

ラオス アラビカG1 ミン・ティエン農園

ミン・ティエン農園は、完熟チェリーのみをハンドピックにて収穫し、一貫した品質管理のもとに出荷しています。主要栽培品種はカティモール種となり、収穫管理、精製工程による未熟実・過熱実の除去により、クリーンな酸味、キレのある後味となっています。

ページ内の画像に、さらに詳しい情報がありました。

ラオス Minh Tien Estate Fully Washed

ミン・ティエン (Minh Tien)農園は、ラオス南部、標高1,250~1,200mのポラベン高原に位置し、高品質なコーヒーを生産しています。ボラベン高原はラオス国内コーヒー生産量のおよそ90%を占める主要な生産地。そのうち 80%ほどを小農園、20%ほどを大農園が生産しています。Minh Tien 農園は25haの生産面積と水洗式精選設備を有し、収穫から出荷に至るまでの一貫した品質管理が可能な農園です。

農園名:Minh Tien 農園
地域:ラオス 南部チャンバーサック県 ポラベン高原
標高:1,250-1.290 m
品種:カティモール、ティビカ、ゲイシャ、ロングベリー
精製:Fully Washed(発酵時間:20時間)
収穫期:11-2月

ラオスアラビカG1ミン・ティエン農園 100g | ばいせん工房 珈琲倶楽部shop

Googleマップで「ボラベン高原」を検索すると「ボーラウェン高原」でヒットしました。確かにラオス南部にあり、Wikipedia によると『ラオス最大の野菜生産地』とのこと。

ボーラウェン高原 – Wikipedia

「Minh Tien 農園」の場所は絞り込めませんでしたが、いつものように「このあたり」ということで。

苦味はなく、明るい酸味が印象的な一杯

「ラオス アラビカG1 ミン・テイエン農園」の販売ページには「アラビカG1」に関する情報はありませんでした。

『ラオスではコーヒー豆に等級・グレードを付けていない』と紹介する記事も散見され、「G1」の定義は分かりません。

多くの国ではコーヒー豆に等級・グレードを付けますが、ラオスではコーヒー豆に等級・グレードを付けていません。とはいえ、ラオスのコーヒー文化は急成長を遂げている最中なので、今後はコーヒー豆に格付けする可能性もあります。(公開:2021年5月19日、更新: 2023年9月18日)

ラオスコーヒーの特徴|味や香り、おすすめコーヒー豆も紹介 – 山口的おいしいコーヒーブログ

ベトナム、インドネシア、エチオピアには「G1」という等級があり、ラオスに隣接するベトナムの場合は以下の通り。

ベトナムのコーヒー豆は欠点豆の割合とスクリーンサイズを合わせて格付けされます。
(下記表は上に書かれているものほど高品質)

  • G1 欠点豆の割合が 5%までで、スクリーンサイズが 16(6.4mm) 以上 14 (5.6mm) 未満
  • G2 欠点豆の割合が 10%まででスクリーンサイズが 14 (5.6mm) 以上 12 (4.8mm) 未満
  • G3 欠点豆の割合が 20%まででスクリーンサイズが 12 (4.8mm) 以上 10 (4.0mm) 未満
各国の等級と条件:スクリーンサイズ|コーヒー豆の格付けについて3 | 珈琲タイム

今回の定義は分かりませんが、少なくとも「グレード1」ということで上級ランクといいたのでしょう。

サイズは中くらい。焙煎度は「ミディアム」でお願いしたので、これで中煎りなのでしょう。

焙煎して配送の割には蒸らしの膨らみはほとんどありません。

苦味はほとんどなく、明るい酸味が印象的。

ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、カンボジアの位置関係を思い浮かべながら、味わいました。

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