エルサルバドル産の甘味が際立つユニークなコーヒー豆「温泉ピーベリー」を味わう(南蛮屋)

以前も利用した炭火焙煎の珈琲工房「南蛮屋」が「温泉ピーベリー」というユニークなコーヒー豆を限定販売すると知って思わず注文しました。

「南蛮屋」の「世界珈琲漫遊記 24」

前回も「南蛮屋」の「世界珈琲漫遊記 24」で珍しい中国産の豆を注文しました。

すると炭火焙煎の実力なのか、期待以上においしくて気に入りました。

とはいえ、5,400円以上の購入でないと送料(756円)がかかるので、千円前後の日常飲むコーヒー豆を買うには割高です。

 

そんな「南蛮屋」の「世界珈琲漫遊記 24」が「エルサルバドル 温泉ピーベリー」で、こういう珍しい豆なら送料を払っても欲しくなります。

なんと言っても「温泉」というのが気になりますよね。

温泉水で精製された「温泉ピーベリー」

サイトによると、まさに「温泉水で精製された」コーヒー豆のようです。

温泉水で精製されたコーヒー

グァテマラ国境に近いアウアチャパン県のタクバにある「モンテレイ農園」。現地で長年にわたり“長寿の水”として地元の人たちに飲まれ、愛され続けている『温泉水』を利用し、このコーヒー豆は精製されています。
この温泉水に含まれる成分『臭化カリウム』には、コーヒー豆の甘みを引き出す作用があると言われており、温泉水で精製する事により甘みが加わった、面白い風味のコーヒーに仕上がります。

『臭化カリウム』には、コーヒー豆の甘みを引き出す作用があるというのは興味深いですね

 

「アウアチャパン県」を Googleマップで探すと「アワチャバン(Ahuachapán)」で見つかりました。グアテマラ国境に近いので間違いないでしょう。

 

さらに「タクパ」で検索すると「アワチャバン」の近くにありました!

 

地図に温泉の情報はありませんが「モンテレイ農園」の説明では

モンテレイ農園は、三世代に渡ってバドレス・ベンディックス家が所有している7つの農園のひとつ。標高1,100メートルの森に囲まれた丘陵地帯にある農園は、ブルボン種100%の農園として管理、運営されています。

とあり「高1,100メートルの森に囲まれた丘陵地帯」は地図からも分かります。

丸くて小粒な「温泉ピーベリー」の実力

10月28日に注文して、29日に焙煎袋詰され、30日に到着という対応は素晴らしいです。

 

なるほど、小ぶりで丸い『ピーベリー』です。炭火焼きの効果か焼き色も香りもいい感じ。

『ピーベリー』のおさらいですが、サイトの解説は以下の通り。

コーヒー豆は通常1個の実の中に2個の種子が出来ます。しかし2個出来るはずの種子が1個しか出来ない場合があり、この種子は通常より小さく丸い形状となります。通常の豆を『フラットビーン』(平豆)と呼ぶのに対し、これらは『ピーベリー』(丸豆)と呼ばれ、その希少性から珍重されています。ピーベリーは、どの産地のどの品種においても3~5%の割合で必ず見られる普遍的なものです。

以前、グアテマラのピーベリーも飲んだことがあります。

 

さて、焙煎して数日なので蒸らしの膨らみもバッチリ。

 

炭火焼きの威力なのか香りは豊かで、淡い酸味のあとに残る甘味が際立っています。

温泉の効果は判断できませんが、間違いなくおいしい一杯になっています。

 

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