「レッドコンドル」「ベイビーチーター」「ピンク・フラミンゴ」と続き、さすがに野生動物シリーズも終わりと思ったのに、今回は「オランウータンコーヒー」を発見!
スマトラ産といえば「スマトラタイガー」
インドネシア産コーヒー豆としては 14銘柄目。その中でも多くは「スマトラ島」で採れた「マンデリン」という品種です。
- マンデリン トバコ(すずのすけの豆)
- マンデリン ブルボン(すずのすけの豆)
- マンデリン G1(青い月と猫)
- スマトラタイガー マンデリン(NORIZ COFFEE)
- マンデリン ハニー(すずのすけの豆)
中でも「スマトラタイガー」といえばコーヒー銘柄名としても有名ですが、Wikipedia で検索すると「スマトラトラ」で紹介されています。
ブランド名としては「スマトラタイガー」のほうがカッコいいですね。
一方の「オランウータンコーヒー」は初耳です。「スマトラ」と「オランウータン」で検索すると、こんな記事がありました。
寿命が50年余のオランウータンは、人間以外ではアジアで唯一の大型類人猿だ。スマトラ島とボルネオ島(訳注=インドネシア名はカリマンタン島)にだけ生息している。その85%近くが、減少しつつあるインドネシアの熱帯雨林にすむ。あとは、ボルネオ島北部のマレーシア側にすんでいる。
- オランウータンに迫る絶滅の危機 そして保護プロジェクトも危機に直面:朝日新聞GLOBE+(2020.06.24)
オランウータンにとって、かなり厳しい現状のようです。そして「オランウータンコーヒー」は
オランウータンコーヒー生豆の販売価格には、2つのプレミアムが含まれています。1つは、スマトラオランウータンやその環境の保全活動を行っているパン エコに対する寄付、そしてもう1つはコーヒー生産者に対して還元されます。生産者たちは、多くの人々に支持される高品質コーヒーを栽培することで、より豊かな生活を過ごすための資金を調達することが出来るようになります。オランウータンコーヒーとは、オランウータン、コーヒー生産者、世界のコーヒーを愛する人々の3者が喜ぶコーヒーになれることを目指しています。
という説明がありました。
アチェ地区とオランウータンコーヒー
UCCカフェメルカードでもらったカードによると
インドネシア スマトラ島北部のアチェ地区で栽培されているオランウータンコーヒー。
と紹介されています。
以前から何度も「アチェ」は出ており、確かにスマトラ島北部の地域です。
「オランウータン」「アチェ」でこんな情報もあります。
アチェの自然保護当局によると、2頭が戻されたピヌス・ジャント森林保護区(Pinus Jantho Forest Reserve)には、捕獲されていたが救出されその後自由になったオランウータン約120頭が暮らしている。
- 村人のペットだったオランウータン 野生に戻る インドネシア 写真15枚 国際ニュース:AFPBB News(2019/6/20)
ギリギリに状況という感じですね。
深めの中煎りで香りも味わいも深く
そんな「オランウータンコーヒー」ですが、深めの中煎りで香りも深くしっかりしています。
蒸らしの膨らみも十分で、焙煎して間もない感じ。
味は苦味のあとに甘味、さらにコクもあって、実にコーヒーらしい一杯。
いずれにせよ、オランウータンが生存できる環境が少しでも長く維持できるといいですね。
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