『コーヒー好き 10周年』記念として「麻布珈房」で「ゲイシャ 飲み比べセット」を購入。1銘柄目は「コロンビア」でしたが、今回、2銘柄目のレポートは「ペルー」です。

「ペルー」は 13銘柄目で「ゲイシャ」は初めて
今回の「ゲイシャ」3銘柄は「コロンビア」「ペルー」「パプアニューギニア」。
「ペルー」産は意外と多くて 13銘柄目ですが、「ゲイシャ」は初めて。
南米の国としても「コロンビア」「ブラジル」「エクアドル」についで「ペルー」で 4カ国目となります。
本当に、もう「どこでも採れる」品種になったといえるでしょう。
アチャマル村から届いた「ペルー ゲイシャ」
「麻布珈房」のサイトで「ペルー ゲイシャ」の解説は以下の通り。ゲイシャ種 100%ではなく(9割以上)でティピカ種など複合種となるようです。
ナスカの地上絵やマチュピチュなど、ミステリアスな世界遺産で有名なペルー共和国。手付かずの大自然が残るウアヤバンバ渓谷の秘境、アチャマル村より希少な有機栽培豆が届きました。
ペルー人女性との結婚を機に、珈琲栽培を営む妻の実家や地域のために働きたいという思いから、2008年より現地での農園作りを始めた高橋さん。
今回のロットは、ゲイシャ種(9割以上)とティピカ種など複合種の収穫分です。まずは、上質なダージリンを思わせる、フルーティで凛とした香味が印象的。ありのままの自然環境を思わせる、自然体で透明感のあるコクが通り過ぎた後、ゲイシャ種特有の美しく繊細なアロマが灯ります。
ペルー ゲイシャ (Sサイズ)|東京のスペシャルティ珈琲豆店|麻布珈房の通販
情報にある「アチャマル村」ですが、以前も同じ村から採れたコーヒー豆を購入したことがあります。


Googleマップで「ペルー アチャマル」で検索しても見つからず、Google検索では以下の情報がありました。
高橋さんの農園は、ペルー北部で、アンデス山脈の東側のアマソナス県ロドリゲス・デ・メンドーサ郡チリモト地区のアチャマル村に位置する。
リマの空港からプロペラ機に乗り換え、古代文明のクエラップ遺跡で知る人ぞ知るアマソナスの県都チャチャポヤスへ約2時間。そこから乗り合いヴァンで2時間半進み、たどり着いたメンドーサから更に1時間半、未舗装の陸路を激しく揺られて高橋さんの農場のあるアチャマル村にたどり着いた。
コーヒー栽培にかける、熱い思いに導かれて。 | COFFEE BREAK | 全日本コーヒー協会
Googleマップで確認すると「アマゾナス」の県境に「ロドリゲス・デ・メンドサ(Rodriguez de Mendoza)」があり、その中に「チリモト(Chirimoto)」もあります。「アチャマル(achamal)」は見つかりませんでしたが、このあたりでしょう。
さらに「ペルー アチャマル」で検索すると、詳しいページがありました。
コーヒーさび病とは、コーヒーノキの葉に斑点をつけ、光合成を妨げる伝染病です。農園から農園へ、国から国へと流行する恐ろしい病です。2012年2013年と中南米で流行し、収穫予定を大きく下回りました。ペルー国全体で、1億3500万ドルの損害を受けました。
この伝染病をきっかけに、高橋氏は新たな品種の栽培に取り組みました。それが「ゲイシャ種」です。国際品評会で世界最高の落札価格を記録したパナマの豆です。高橋氏のゲイシャ種は、現時点で、日本だけに輸出しています。
ペルー・アチャマル物語 | 富士コーヒー株式会社|珈琲元年FC募集中 – 名古屋市中川本店
「さび病」被害をきっかけに「ゲイシャ種」に取り組み始めた、というのは初耳でした。
明るい酸味のあとにしっかり広がる甘み
サイズは小ぶりで焙煎は中煎り。開封時の香りは「ゲイシャ」感はありません。

蒸らしの膨らみはしっかり。やはり香りは際立ったものではありません。

苦みはほとんどなく、明るい酸味のあとにしっかり甘みが広がります。

「ゲイシャ」かどうかは別にしても、しっかり美味しい一杯です。
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