ブラジル産の「ゲイシャ」は初めてで、ブラジル国内のコーヒー品評会出品ロットということなので買ってみました。
ゲイシャ種も世界に広く出回った感あり
2015年に初めて買ったゲイシャ種のコーヒー豆はパナマ産で、わりと有名な「エスメラルダ農園」で採れたものでした。
誕生日記念にパナマ生まれの「ゲイシャ」を買ってじっくりと味わう(コーヒーロースト)そこからコロンビア、エチオピア、グアテマラと様々な国で採れたゲイシャ種を飲んできたので、もう珍しい品種ではなくなった感があります。
そしてついにブラジル産ということで、ゲイシャ種も今後は差別化が難しくなってくるかもしれません。
「TASTE OF THE HARVEST」はブラジルの品評会
「UCCカフェメルカード」のサイトを確認すると「TASTE OF THE HARVEST」はブラジル国内のコーヒー品評会とのこと。
テイストオブザハーベストはブラジル国内のコーヒー品評会です。ブラジル国内の生産者が出品したロットの中で、BSCA認定カッパーによって選び抜かれたもの(カッピングスコア84点以上)が日本の展示会でお披露目となります。その後、展示会場内でカッピングが行われ、その場で買付取引が行われます。出品ロットが限られているため、参加できるのはブラジルコーヒーへの貢献度が高いロースターや輸入業者などに限られています。
ブラジル テイスト オブ ザ ハーベスト2023 ゲイシャ サマンバイア農園販売スタート!
どうやら「ゲイシャ サマンバイア農園」はこの品評会で優勝したとかではなく、出品されたロットの中から選ばれた(カッピングスコア84点以上)コーヒー豆、ということのようです。
「サマンバイア農園」については以下の情報がありました。エリアはいつもの「ミナスジェライス州」ですね。
サマンバイア農園は設立から120年を数える名門農園です。カンブライア家によって代々営まれており、現農園主で4代目となります。農園の面積は約600ha(東京ドーム約129個分)と大きいですが、今回のゲイシャはわずか11Bag(約330kg)のみと大変希少です。
エリア:ミナスジェライス州 カンボ・ダス・ヴェルテンテス地域
ブラジル テイスト オブ ザ ハーベスト2023 ゲイシャ サマンバイア農園販売スタート!
ブラジルだからたくさん採れたということではなさそうです。
「Campo das Vertentes」はミナスジェライス州南部
Googleマップで「カンボ・ダス・ヴェルテンテス地域」は見つかりませんでしたが、「Campo das Vertentes」は英語版の Wikipedia に地図とともに記述がありました。
(Google翻訳)カンポ・ダス・ヴェルテンテス(斜面 の野原)は、ブラジルのミナスジェライス州の12の中地域圏の1つで、36の自治体で構成され、 3つの小地域に分散しています。
Raphael Lorenzeto de Abreu, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
カンポ・ダス・ヴェルテンテス(中地域) – Wikipedia
ミナスジェライス州でも南部のほうなのですね。
ゲイシャ種ならではの華やかな香りは控えめ
ゲイシャ種といえば華やかな香りが特徴ですが、今回はやや控えめ。小さめサイズで浅めの焙煎です。
蒸らしの膨らみも控えめ。
でも、飲んでみると明るい酸味のあとにしっかりと甘みが残り、なるほど品評会出品ロット。
香りより味の印象のほうが強いゲイシャは初めてかもしれません。