先日、中国で採れたコーヒー豆を入手して、40か国を達成したばかりでした。
41か国目は当面無理だと思っていた
39か国目のフィリピンから 40か国目の中国まで半年かかりました。
そして「中国」の次には当てがないので、当面は無理と思っていたのです。
候補として挙げていたのは「マダガスカル」「ベネズエラ」「スリランカ」「コートジボワール」… どれも結構、入手困難です。
なんと見つけたのは「ジンバブエ」!
それが、たまたまいつもと違う道を歩いているとき、偶然に自家焙煎のコーヒー豆を売っている見知らぬお店を見つけ、ふらっと立ち寄ったのです。
するとビックリ!店内に並ぶ焙煎コーヒー豆を詰めたビンのひとつに
ジ、ジ、ジンバブエ!!?
なんと「ジンバブエ」と書かれており、これはまったく想定外の国名でした。
確かに以前、ジェトロの資料で「ジンバブエ」を見た記憶はあります。
でも、その中で紹介されているアフリカの生産国の中でも、ジンバブエは最も生産量が少ない国なのです。
コーヒーは1960 年代に栽培が開始され、大規模農園によって灌漑や肥料など近代的な農法のもとアフリカトップの高い生産性を誇っていたが、近年の国情悪化により生産が崩壊し、生産量が大幅に落ち込んでいる。
ということで、まったくのノーマークでした。
アフリカ南部の内陸国「ジンバブエ」
ちなみに「世界のコーヒー豆 生産量 国別ランキング(2014年)」でジンバブエは 58位。
較べると マラウイが 45位、ザンビアが 43位、ブルンジが 36位、ルワンダが 32位ですね。とにかく希少価値があるコーヒー豆なのは間違いありません。
ジンバブエは、アフリカ大陸の南部に位置する共和制国家。東はモザンビーク、北はザンビア、西はボツワナ、南は南アフリカ共和国に隣接する内陸国ということで、位置はイメージできました。
ザンビアのさらに南にあるのですね。面積は日本よりやや大きく、人口は 1,560万人(2015年:世銀)で首都はハラレ。
かつてはヨーロッパから「アフリカの穀物庫」と呼ばれていたほど白人大規模農家による効率的な農業が行われていましたが、現在は農業システムが崩壊して農作物の収穫は激減しているようです(Wikipedia)。
後味がしっかり残って余韻を楽しめる
こちらが「ジンバブエ」の焙煎豆。サイズは少し大き目で中煎り。
いつ焙煎したか教えてもらえませんでしたが、ガスは抜けていません。
淹れたてはそれほどでもないですが、冷めるにしたがって徐々に酸味と、そのあとの甘味が増してくるという、いままでにない味わいがあります。
かなり長く後味が残り、その余韻も楽しめる一杯となりました。
お店の方からお願いされたので、お店の情報や豆の詳細、撮った写真などは公開しませんが、とてもユニークなお店で気に入りました。
それにジンバブエのコーヒーが飲めたことに大満足。100g 買ったのでしばらく楽しめます。この余韻がたまらなくいいです。
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