「加藤珈琲」で 5銘柄のコーヒー豆を大人買いしたところまでは紹介しましたが、せっかくなのでいくつか取り上げて感想を書きたいと思います。
ホンジュラス産の入札情報を元にチェック
加藤珈琲のサイトに各コーヒー豆の入札情報が詳細に掲載されており、ホンジュラス産の情報は
Farm/CWS:La Rinconada 2017
Farmaer/Representative:Luis Orlando Torres Valle
City/Region:Comayagua
Country:Honduras、Altitude:1670
Variety:Lempira、Processing System:WashedRank:18、Score:87.10
となっています。品種の「Lempira(レムピラ)」は初耳です。
検索すると詳しい情報がありました。
ホンジュラスで開発された品種で「ティモール・ハイブリッド(Timor Hybrid 832/1)」と「カトゥーラ(Caturra)」が交配された「カチモール(Catimor)」系とのこと。
高温地域で酸性土壌にも適応した収穫量の多い品種のようです。
面白いのはホンジュラスの貨幣が「レンピラ」であり、その名前はスペイン人と戦ったホンジュラスの英雄、レンカ族のリーダーのレンピラに由来しているとのこと。
By JVC3ETA [CC BY-SA 3.0 or GFDL], from Wikimedia Commons
その名をコーヒーの品種にも付けたのですね。
産地は中部の都市「Comayagua(コマヤグア)」
「Comayagua(コマヤグア)」は Googleマップにも Wikipedia にもあり、ホンジュラス中部の都市でコマヤグア県の県都となっています。
スペインから中央アメリカ連邦が独立した際には、ホンジュラス州の州都であったようです。現在の首都は「テグシガルパ」。
そういえば、以前に飲んだ別のホンジュラス産「ラス クチージャス農園」も「コマヤグア市周辺」でした。
さらに「La Rinconada 2017」で検索すると、ホンジュラスの COE の結果が紹介されていました。
スコアは 87.10 と高いですが、全体では 18番目のランクのようです。
さらに農園の詳細がリンク表示されていました。
写真も満載で、コーヒーを飲みながら風景が目に浮かびます。
レムピラ種「La Rinconada 2017」を味わう
調べるのはこのあたりで十分なので飲んでみましょう。
豆のサイズは標準的かな。焼きムラや不良豆は見当たりません。
蒸らし時の膨らみ。さすがに購入後、 3週間経ったのでこんな感じ。
買ってすぐに飲んだときには、もっと膨らみました。
上品な甘い香り。苦味、酸味ともに強くなく、淡い酸味のあとに甘味が残る感じ。
きちんとおいしくいただける一杯です。
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