『コーヒー好き 10周年』記念として「麻布珈房」で「ニューカレドニア リロイ イダ・マーク農園」を買いましたが、11,000円もしたので送料無料が適用されました。

せっかく送料無料なのに「ニューカレドニア(110g)」だけでは、すぐに飲み終えてしまうので、ほかにも『コーヒー好き 10周年』記念となる何かを買いましょう!となったわけです。
「ゲイシャ」も「よくある品種」になった
最初に「ゲイシャ」を飲んだのは 2015年12月で、当時から「パナマ エスメラルダ農園」のものは有名でした。

そのころはまだ「ゲイシャ」という品種自体が希少で、栽培も難しいと聞いていました。
ところが、それから10年、私が飲んだ「ゲイシャ」種は 2025年4月までに 7カ国、13銘柄にも増えています。
発祥の地とされる「エチオピア」が 5銘柄、「エスメラルダ農園」で有名な「パナマ」が 2銘柄なのは分かります。
多くの品種がティピカを租とするのに対し、ゲイシャ(Geisha)は起源を異にする。1931年にエチオピアで発見され、1960年に中米に伝わった。2004年にパナマ・エスメラルダ農園のゲイシャ種が史上最高値で落札され、一躍注目を浴びた。
珈琲 完全バイブル(p.100)
ところが「グアテマラ」「ブラジル」「コロンビア」「エクアドル」「ラオス」と増えてくると、もうどこでも採れる感じ。

さらに今回の 3銘柄「コロンビア」「ペルー」「パプアニューギニア」を加えると 9カ国、16銘柄となり、もはや『よくある品種』といえるレベルです。
確かに「ゲイシャ」という品種なら販売価格を上げられる可能性があるなら、栽培してみようとなる農場が増えるのも当然でしょう。
コロンビア「ゲイシャ ミラグロス」
「麻布珈房」のサイトで「コロンビア ゲイシャ ミラグロス」の解説は以下の通り。
カップ・オブ・エクセレンス(COE)入賞豆の産地としても有名な南部ウィラ地区より、特別なゲイシャが届きました。各農家の畑はごく小規模なもの。完熟させたゲイシャ種を家族みんなで丁寧に手摘みしています。
その味わいは、ゲイシャ種特有の繊細でフローラルな香味に、もぎたての果実のようなジューシーな酸味が印象的。澄み切った飲み心地には、心が晴れるような明るさがあります。標高1,550~1,900m、コロンビア屈指のテロワールを感じられる、新しいゲイシャをお楽しみください。
コロンビア ゲイシャ ミラグロス(Sサイズ)|東京のスペシャルティ珈琲豆店|麻布珈房の通販
地域情報は「南部ウィラ地区」しかなく、「ウィラ(Huila)」の情報はこちら。これまで買ったコロンビア産コーヒー豆の 3分の 1が「ウイラ県」となります。
- ウイラ県 – Wikipedia
- コーヒーの産地、ウィラ(Huila)|FNC コロンビアコーヒー生産者連合会
さらに「コロンビア ミラグロス(Milagros)」で Googleマップ検索すると結構、ひっかかりますが、農園っぽいものは特定できませんでした。
仕方なく「Milagros colombia coffee」で Google検索すると以下の情報がありました。「Milagros」は「奇跡(miracle)」の意味なのですね。
About This Coffee
This special ‘Milagros’ (miracle!) washed Geisha microlot comes from 17 small producers in different areas of Huila. These producers are situated at altitudes between 1,600 and 1,800masl throughout the municipalities of Pitalito, Palestina, Acevedo and Timana.
(Google翻訳)ウイラ州の様々な地域に点在する17の小規模生産者から供給されています。これらの生産者は、ピタリト、パレスチナ、アセベド、ティマナの各市町村にまたがり、標高1,600~1,800メートルの高地に位置しています。
Geisha Huila Covoya Coffee
「ウイラ州の様々な地域に点在する17の小規模生産者」から集めたようですが、そんなに多くの小規模生産者がみんなきちんと「ゲイシャ」を育てているのでしょうか?他の品種も混ざっていそうな気もしますが、どうなんでしょう?
「これぞゲイシャ」という香りではないけど
とりあえず、封を切ってみましょう。

サイズは小ぶりで焙煎は中煎り。開封時の香りは、これぞゲイシャとは感じられず、一般的な焙煎豆の香りです。

せっかくなので「コロンビア」「ペルー」「パプアニューギニア」を同時に開封してみることにしました。

香りを比べてみましたが、残念ながらどれも「ゲイシャだから華やかな香り」などはなく、見た目でも区別はつかず、「パプアニューギニア」が少し大粒かな、といった程度です。

気を取り直して「コロンビア」を淹れてみましょう。蒸らしの膨らみは焙煎から 4日にしては大人しい。香りはやはり特段、際立ったものではないです。

淡い酸味と苦みと共にコクも感じらます。

ふつうに美味しいですが、知らずに飲んでゲイシャと分かるかと聞かれると、無理だと答えると思います。
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