「銀河コーヒー」の「残り福袋2025」の中から、いよいよ「セントヘレナ島」の「ナポレオン」を淹れてみましょう。

「セントヘレナ島」の豆は以前も飲んだことがある
実は「セントヘレナ島(イギリス)」のコーヒー豆は以前も「麻布珈房」で購入して飲んだことがあります。小さな島で採れた豆なのに、しっかり美味しかったことを覚えています。

現在も「麻布珈房」で販売されていますが、『かのナポレオンが流刑された』とは紹介していますが「ナポレオン」という銘柄名は使っていません。
かのナポレオンが流刑された、アフリカ西岸赤道直下のセントヘレナ島。この島の珈琲は、1851年開催のロンドン万国博覧会での受賞歴がある品質。香りと上質で調和のとれた味わいは、コーヒーの皇帝と称するに値する、最高峰の味わいです。
セントヘレナ島 バンブーヘッジ農園|麻布珈房の通販
でも「銀河コーヒー」ではイラスト付きで「ナポレオン」と銘打っています。
英雄が愛した伝説の珈琲 「ナポレオン」 セントヘレナ島 バンブーヘッジ農園
ナポレオンが流刑されたことでも有名なセントヘレナ島。『セントヘレナでの楽しみは珈琲だけだ』という日記の執筆や、その最期の4日前『コーヒーをスプーンで飲ませてほしいと目に涙を浮かべて頼まれた』という執事の日誌は有名。アメリカのコーヒジャーナルで紹介され、一躍コーヒー愛好家が生涯で一度は飲みたい伝説の珈琲となる。
ナポレオン セントヘレナ島 バンブーヘッジ農園 銀河コーヒー
「クレオパトラ」もそうですが「ナポレオン」もインパクトのある銘柄名なので、できれば使いたいところです。

ちなみにナポレオンが最晩年を過ごした「ロングウッドハウス」は島の中央より少し北東にあります。
「グリーンチップバーボン」はブルボン種の原種
また「銀河コーヒー」のページには、コーヒーの忘れ去られた原種という「グリーンチップバーボン」についても書かれています。
1700年代に持ち込まれたグリーンチップバーボン(Green Tip Bourbon)は、絶海の孤島だからこそ生き残る、独特の品質と風味を保つ忘れ去られた原種といわれる。1851年にロンドンで行われた第一回万博ではクリスタルパレスで栄誉賞となった歴史と称賛の珈琲でもある。
ナポレオン セントヘレナ島 バンブーヘッジ農園 銀河コーヒー
別のサイトに「セントヘレナ島」の「ブルボン」について、もう少し詳細が書かれています。
ブルボン種は、フランス領のインド洋に浮かぶブルボン島に、イエメンからの苗木の突然変異が始まりです。それが、アフリカを挟んで、同じ時期に、インド洋、大西洋と正反対の位置の、セントへレナ島にコーヒーが持ち込まれたのは1733年、東インド会社所有の船「ホートン号」に乗ったフィリップ船長がイエメンのモカ港からブルボン種を持ち込んだとあります。
セントヘレナ島 伝説のブルボン種|珈琲の時刻
確かに、これほどの「孤島」で生き延びたのなら原種に近いというのも分かります。
Googleマップで見つからない「バンブーヘッジ農園」
こんなに小さな島なのに「バンブーヘッジ農園」や「Bamboo Hedge Estate」で検索しても、何も引っ掛かりません。
しかたなく「バンブーヘッジ農園」で Google検索すると、以下のページがありました。
バンブーヘッジ農園(Bamboo Hedge Estate)は、セントヘレナ(Saint Helena)サンディ・ベイ地区(Sandy Bay District)に位置する農園です。
サンディーベイ地区の標高 400mは島特有の微気候のため、標高 1000m以上に匹敵
カフェ ランバン:セントヘレナ島 バンブーヘッジ農園
「サンディー・ベイ(Sandy Bay District)」はこのあたり。でも農園らしきものは見つかりません。
こんな記述もあります。『島南部の歴史ある農園バンブーヘッジを再生』とあるので、本当の名前は「サンディー・ベイ農園」なのかもしれません。
生産国 イギリス セントヘレナ島
産地 サンディー・ベイ渓谷
農園 サンディー・ベイ農園
島南部の歴史ある農園バンブーヘッジを再生。微気候のため、標高1000メートル以上に匹敵。年間降水量3000ミリ。4ヶ月かけて天日乾燥させる。
セントヘレナ島 伝説のブルボン種|珈琲の時刻
だとしても「サンディー・ベイ農園」も Googleマップでは見つからないので、このあたりで諦めます。
孤島で採れたコーヒー豆なのにちゃんと美味しい
今回も前置きが長くなりましたが、淹れてみましょう。袋込みで約 44g。3 杯分ですね。

粉なのでサイズ、形状は分かりません。色的にはやや深めの中煎り。

蒸らしの膨らみはありません。やはり豆で買いたいですね。

味は今回、プレゼントされた銘柄の中でも好きなほうかも。コクと呼んでいい味わいがしっかりあって、そのあとに広がる甘みもいい感じ。

あんな小さな島で、よくこれだけちゃんとしたコーヒー豆が生産できるものだと今回もまた感心しました。あと 2杯、大事にいただきます。
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