ゲイシャというだけでは差別化にならないと実感した「エクアドル ゲイシャ ニーニャエルモサ農園」(麻布珈房)

「麻布珈房」でエクアドル産の「ゲイシャ」を販売していたので購入してみました。

「ゲイシャ」種も 11銘柄目で、国別でも 7か国目

これで「コーヒー好き.com」で飲んだ「ゲイシャ」種も 11銘柄目で、国別では複数銘柄の国(エチオピア 4銘柄、パナマ 2銘柄)もありますが、それでも「エクアドル」で 7か国目になります。

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「ラオス」や「エクアドル」は出回っているコーヒー豆の銘柄自体が少ないので、その中で「ゲイシャ」種が販売されているのは少し驚きました。

なんだか紅茶のような味わいと香りを楽しめる「ラオス ゲイシャ」(麻布珈房)

「麻布珈房」ではほかにも「パプアニューギニア」と「ペルー」の「ゲイシャ」が売られていましたが、少し高めの値段設定なので今回は購入を見送りました。

きっとどの国も、より高値で売れる品種と考えて「ゲイシャ」種を始めていると推測しますが、これだけどこの国でも採れるとなると、よほど香り高いか美味しくないと差別化にならないかもしれません。

エクアドル チンボラソ県 パリャタンガ郡

「麻布珈房」の説明文によると「ニーニャエルモサ農園」は「パリャタンガ郡」にあるようです。

エクアドル最高峰、標高6,267mのチンボラソ山が聳えるパリャタンガ郡より、オレンジ色の灯りのようなゲイシャが届きました。生産者のアレハンドロ・オルティス氏は、まだ6年目の若い生産者です。父親から引き継いだ牧場内の8ヘクタールの土地で、珈琲栽培を再開しました。ビューティフルガールという意味の農園名は、農園に来るのを楽しんでいる一番下の娘から命名したもの。

エクアドル ゲイシャ ニーニャエルモサ農園(Sサイズ)|麻布珈房の通販

そこで Googleマップで「パリャタンガ(Pallatanga)」を探すとありました。そこから「チンボラソ山」は結構、北ですが標高が 6,267m もあれば突き出て見えているのかもしれません。

Wikipedia によると「パリャタンガ郡」は「チンボラソ県」の中にある 10郡のひとつです。

チンボラソ県 – Wikipedia

「チンボラソ県」なら『チンボラソ山(6,267m)が聳える』という表現は分かります。

やはりゲイシャだと言われても確信は持てない

今回も封を切ったところ、ゲイシャらしい華やかな香りはそれほど感じられず、もちろん見た目でもゲイシャとは分かりません。サイズはやや小ぶり。焙煎は浅めの中煎り。

念のために「ラオス ゲイシャ」と香りを比べてみましたが、私の鼻では細かい違いは分からず、見た目からも分かりません。

「エクアドル ゲイシャ(左端)」と「ラオス ゲイシャ(中央)」、念のため「ネパール(右端)」も並べてみました。

ゲイシャは「先が尖った細長い粒」という記述もありますが、そういえなくもない豆もありますが、全部がそうではないので何とも言えません。

とりあえず挽いて蒸らしてみると、より華やかな香りにはなりますが、ゲイシャなのかといわれると、どうなんでしょう?

味は苦味がほとんどなく「ラオス ゲイシャ」にも似た紅茶のような味わいもあり、より渋みがある感じ。

この「渋みのある紅茶のような味わい」がゲイシャなのかもしれませんが、正直、分かりません。でも、コーヒーとしてちゃんとおいしくいただけるので、すべてはそれで OK かも。