3つ穴の効果を知りたくて、カリタのプラスチック製コーヒードリッパー「101-D」を買ってきました。
愛用のメリタのドリッパーは 1つ穴
コーヒーをペーパードリップするために、20年以上も前に買ったメリタのドリッパーを使っています。
もちろん使えますが、メリタのドリッパーは穴がひとつだけなので、抽出されたコーヒー液の落ち方は遅いと感じています。
しかも古い型だからなのか、ドリッパーの底の真ん中ではなく、少しサイドに穴があるので「落ち切らない」ようになっています。
先日、紹介した「珈琲 完全バイブル」でもドリッパーのメーカーによる違いとそれに合った「いれかた」が紹介されており、興味深いところです。
「珈琲 完全バイブル」の中で「メリタ式」はこう紹介されています。
手数が少なく、味のブレが少ない
台形型で、そこの中央に小さな穴がひとつあるのが特徴。ほかのドリッパーとの違いは、2度目の注湯で目的量の湯を注ぎ、最後まで落としきるところ。いつでも安定した味わいを楽しみたい場合に好適だ。
となると、他のメーカーのドリッパーも試してみたくなるのが人情です。
3つ穴のカリタのドリッパーを購入
そんなとき、カルディでカリタのドリッパーを見かけので買ってしまいました。
カルディで 258円。この値段なら実験しても面白いと思ったからです。
確かにドリッパーの底に穴が 3つ開いています。
パッケージにこう書かれていました。
おいしさの純度が高い<3つ穴>ドリッパー
カリタのドリッパーが<3つ穴>なのは、抽出したコーヒーをドリッパー内にためずに、自然に滴下させるため。
さて、これでどれだけ違いが出るのでしょう?
明らかに抽出時間は違う
早速、カリタのドリッパーでコーヒーをいれてみました。まずは「蒸らし」から。
いままでメリタのドリッパーでは「蒸らし」のときは抽出液が落ちなかったのに、すぐにポタポタ落ちてきたので少し驚きました。
蒸らしたあと、お湯を投入すると、すぐにチャポチャポと落ち始めました。
明らかに抽出時間が違う、ということは分かりました。
ドリッパーでコーヒーの味は変わるか
そして肝心の抽出したコーヒーの味ですが
カリタのドリッパーでいれたコーヒーは、若干、メリタでいれたときよりも味わいがサラッとした感じがしないでもないですが、それほど大きな違いは分かりませんでした。
というのが正直なところです。
それこそ、お湯の注ぎ方なども影響してくるので、ドリッパーだけでそこまで極端には変わらない気がしています。
それでも、いろいろと試すのは面白いので、もうしばらく両方を使って試行錯誤してみる予定です。
まだまだ「違いが分かる男」にはなっていないようです。
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