「マダガスカル」「プエルトリコ」をゲットした「麻布珈房」で、今度は「セントヘレナ島(イギリス)」のコーヒー豆を購入しました。
この小さな島の希少豆で 50か国目とは無理がある
いくら「セントヘレナ」が「イギリス領」とはいえ、この小さな島で採れた希少豆をもって「50か国目」というには無理があるように感じます。
そんなことを言えば「レユニオン島」を「フランス」で 45か国目にカウントしたのもグレイゾーンです。
さらに 49か国目とした「プエルトリコ」だって「アメリカ合衆国の自治的・未編入領域」となります。
そこで、とりあえずの基準としては以下の「世界のコーヒー豆 生産量 国別ランキング」に掲載されているものを「国」としてカウントするとにします。
その基準から 48位の「プエルトリコ」はカウントして、「レユニオン島」と「セントヘレナ島」はカウントしないことにします。
そんなこといったら「日本」はどうするの、ということになりますが、そこは私の独断で…。
あのナポレオンが流刑されたセントヘレナ島
国としてはカウントしませんが、希少豆としての価値は十分で、なんといっても「セントヘレナ島」といえば、あのナポレオンの流刑地として私でも知っていたのですから。
1814年、ナポレオンが最終的に流された大西洋の南部の小島。彼は 1821年、同島で死去した。
同じ「バンブーヘッジ農園」の豆が「ナポレオン」というブランドで売られている場合もあるようです。
『セントヘレナでの楽しみは珈琲だけだ』という日記の執筆や、その最期の4日前『コーヒーをスプーンで飲ませてほしいと目に涙を浮かべて頼まれた』という執事の日誌は有名。アメリカのコーヒジャーナルで紹介され、一躍コーヒー愛好家が生涯で一度は飲みたい伝説の珈琲となる。
1700年代に持ち込まれたグリーンチップバーボンは、絶海の孤島だからこそ生き残る、独特の品質と風味を保つ忘れ去られた原種といわれる。1851年にロンドンで行われた第一回万博ではクリスタルパレスで栄誉賞となった歴史と称賛の珈琲でもある。
今回の「バンブーヘッジ農園」の豆も「グリーンチップバーボン」なのかは分かりませんが、「麻布珈房」の説明文ではそれっぽくもあります。
かのナポレオンが流刑された、アフリカ西岸赤道直下のセントヘレナ島。この島の珈琲は、1851年開催のロンドン万国博覧会での受賞歴がある品質。香りと上質で調和のとれた味わいは、コーヒーの皇帝と称するに値する、最高峰の味わいです。
「麻布珈房」さんのページにも、もう少し品種などの情報は欲しいところです。
小さな島で採れたにしては十分においしい
深煎りにも見えますが中央線部分が白くなっている豆も多く、どういう焙煎をしたらこうなるのか気になるところです。
蒸らしの膨らみは十分。華やかだけど落ち着く香りです。
苦味はほとんど感じず、酸味が広がり、それが甘味に変わっていくという、なるほど上質の味わいです。
これで 50か国目としてもよかったのですが、希少豆としてカウントすることにします。
こちらの記事もいかがですか?