「ブラジル セルタオ農園」の樹齢100年超木から採れたという「世界樹のコーヒー」を味わう(銀河コーヒー)

誕生日なので、なにかユニークなコーヒー豆はないかと探したところ、アマゾンで見つけました!

樹齢100年を超えるコーヒーの木から収穫

商品の説明によると、長い歴史のあるブラジルのコーヒー農園だからこそ、樹齢百年を超えるコーヒーの木があるのだとか。

通常、コーヒーの木の収穫は長くて30年といわれます。しかしながらこの 100年以上の歴史を持つセルタオ農園には、その一角に佇む樹齢百年を超えるコーヒーの木があり、なんとチェリーが実りました。

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でも、UCCの記事によると一般的には『1本のコーヒーの木からコーヒーは約40杯』とあります。

品種や栽培地によって差はありますが、コーヒーの木1本から実際に採れる果実(コーヒーチェリー)は、おおよそ3kg。そこから生豆を取り出すと約500g、そして焙煎すると水分が抜けて約400gとなります。1杯のコーヒーを淹れるために10gのコーヒー粉を使うとしたら、約40杯分。つまり、1本のコーヒーの木から、コーヒーは約40杯しかとれないのです。

コーヒーの木1本で何杯分のコーヒーがとれる? | コーヒートリビア | UCC上島珈琲

なので、いくら長寿で巨大な木だとしても、1本のコーヒーの木から国外に輸出できるほどのコーヒー豆が採れるとは想像しにくいですが、実際のところはどうなんでしょう。

農園の一角に樹齢100年超の木が何本もある、あるいは一部に使ったブレンド、というなら分かりますが、それならそう書くべきでしょう。

それでも値段が 150g 1,980円と、さほど高価なわけでもないし、ちゃんとおいしく飲めたので OK とします。

検索すると「銀河コーヒー」の公式サイトもありました。

「直営ウェブショップ」でも「世界樹のコーヒー」は買えるようです。

価格はアマゾンと同じで、公式だと「おまけ」が付くそうです。

カルモデミナス地域にある「セルタオ農園」

「セルタオ農園(FAZENDA SERTAO)」で Googleマップ検索するとありました!いつもの「ミナスジェライス州」ですが、コーヒー産地としても有名な「カルモデミナス(Carmo de Minas)」地域にあります。

「カルモデミナス」については以前も調べました。

マンチケーラ・デ・ミナスは、2011年に高品質のコーヒーを生産する地域として、地理的表示保護(PGI)(Protected Geographical Indication)の地理的表示(GI)(Geographical Indication)の保護を取得しました。

カルモ・デ・ミナス(Carmo de Minas)は、マンチケーラ・デ・ミナスの代表的なコーヒー生産地域です。

ブラジルのコーヒー生産地域(ミナス・ジェライス州):マンチケーラ・デ・ミナス

要するに「マンチケーラ・デ・ミナス」は Googleマップで検索できるエリアではなく『25の自治体から構成されたコーヒー生産地域』であり、「カルモ・デ・ミナス」は、その「25の自治体」のひとつ、というわけです。

さらに「カルモデミナス」について、特徴をまとめた記事がありました。

カルモデミナスは、ブラジル南東部に位置する高原地帯です。この地域は、コーヒー栽培に理想的な環境を持つことで知られています。標高約900〜1,500mの高地にあり、年間を通じて穏やかな気候に恵まれているのです。

地理的には、首都ブラジリアから南東に約1,000km、サンパウロ市からは北東に約350kmの位置にあり、周辺には数多くのコーヒー農園が広がっています。

【決定版】カルモデミナスとは?コーヒーの特徴からおすすめまで徹底解説 | コーヒー豆研究所

そんな「カルモデミナス」の中でも「セルタオ農園」は最初にコーヒーの栽培を始めた農園のひとつ、とのこと。

セルタオ農園の歴史は、カルモ・デ・ミナス地域で栽培されるコーヒー生産の歴史そのものです。 この地域のコーヒー栽培者の第一人者、ジョゼ・イシドロ・ペレイラは、父親が1歳になったときに亡くなりました。 その後、成長して歯科医師となった彼は、母親が亡くなったときファゼンダ・セルタオを含む土地の唯一の相続人でした。

運命が彼をカルモ・デ・ミナスに連れ戻し、数年後の1949年、ジョゼ・イシドロはナザレス(Nazareth Dias Pereira)と結婚しました。ジョゼの子供たちもまたコーヒービジネスを継続させています。ジョゼ・イシドロの死後、セルタオ農園はナザレスに引き継がれ大事に育まれています。

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老舗農園の代表銘柄として「センチュリーツリー」はありなのかもしれません。

バランスよくコクのある美味しい一杯

注文して 3日後、しっかりしたパッケージで送られてきました。

いい感じのイラストシールが貼られていますが「ブラジル セルタン農園」となっており、「セルタオ農園」の間違いと思われます。次の増刷があれば直して欲しいです。

封を開けると、いかにもコーヒーらしい香り。特に年季の入った感じはしません。サイズは小ぶり。焙煎はやや浅め。

蒸らしの膨らみはほどよく、穏やかなガスの放出がいい感じ。

酸味も苦味もほどよくて、しっかりコクもあっておいしいです。

「世界樹だから」といった特別なところはありませんが、とてもバランスのいい一杯となっています。